アスペルガー症候群(ASD)の原因と対処法に関する個人的考察1ー脳内物質説
しばらく更新をしていませんでしたがその間にアスペルガー症候群についての知識や情報を探し私なりにまとまってきたので一度考察をしようと思い更新することとしました。
まだ私自身学んでいる途中なのでかなり仮説的な話になることを先に断らせていただきます(そもそも科学的医学的にもまだアスペルガー症候群の原因や対処法自体解明されていないようなので何を語っても仮説の域を出ないようですが)。
アスペルガー症候群には脳に何かしらの問題が起きている
まず第一に言わなければならいのはアスペルガー症候群には脳に何かしらの問題が起きているということは確かのようです。
これに関しては科学的医学的なデータもたくさんあるようなのでとりあえず正しい情報であると言えるでしょう。
そこでアスペルガー症候群の原因として考えられる脳の問題として主に2つの説が出てくることがわかりました。
- ひとつは脳内物質のバランスが通常の定型発達の人達と違うことが原因であるという説です。
- もう一つは脳の機能自体がうまく働いていないことが原因であるとする説です。
まず前者の説について考察していきます。
説とは言ってもこれも科学的データとして出ているようなので事実といったほうがいいでしょう。
しかし
脳内物質のバランスが崩れる→アスペルガー症候群の発症
という因果関係は確かなのでしょうが、その場合なぜ脳内物質のバランスが崩れるのかという原因がわからないので根本的な原因を解明できる説であるとは私は感じません。
ですので一般的に行われているアスペルガー症候群への治療としての抗うつ薬の投与は一時的な対症療法であり原因療法ではないと言われていることとも符合します。
また現在の医学的知識ではアスペルガー症候群は症状を抑えることしかできなく根治する方法はわかっていないということも同じことを言っていると思われます。
この説を私の個人的経験からの考察
ちなみにこの説を私の個人的経験からの考察もしてみます。
私も現在抗うつ薬を服用しています。そして確かに抗うつ薬を飲むことで精神的肉体的変化を感じているので脳内物質のバランスの崩れがアスペルガー症候群に影響を与えているというのは確かなようだと感じます。
例えば変化として一番わかりやすかったこととしてアスペルガー症候群の典型的な症状とされる偏食が薬を飲みはじめてすぐに変わったということが挙げられます。
またアルコールが欲しいという欲求もなくなりました。(アスペルガー症候群は脳内物質の不足のせいでアルコールやタバコ、カフェインなどへの依存をしやすい傾向があるようです。)
アルコールに対する欲求がなくなるというようなことは予想もできましたしそのような情報もネットで出てくるのですが偏食が変化するという情報は私が調べる限り見かけませんでした。
アスペルガー症候群の偏食はアルコール依存と同じように足りない脳内物質を補おうとして起きている現象
そこでこの現象を私なりに考察するとアスペルガー症候群の偏食はアルコール依存と同じように足りない脳内物質を補おうとして起きている現象なのではないかという仮説に至りました。
抗うつ薬を飲むことで脳内物質のバランスが改善されそれまで依存的に摂取していたものが欲しくならなくなったと考えることでアスペルガー症候群の偏食について説明ができると私には思えます。
またアスペルガー症候群の対処法として食事療法を目にすることもありました。
糖質、グルテン、カゼインなどが脳内物質のバランスを乱すのでそれらを控えることで脳内物質のバランスが改善されるというものです。
これに関しても私の実体験から効果のある対処法に思えます。
私の場合は特に糖質(炭水化物)を多く摂ると頭がボーッとなり眠くなり寝たとしてもすぐに目が覚め頭痛がするという症状が以前からあり炭水化物を摂ることを控えていたので食事療法の情報を見たときも実体験から納得でした。
抗うつ薬、食事療法ともに私の実体験として効果はあることは感じています。
ですがこれらはあくまで症状を和らげるだけの対症療法に過ぎないことも事実です。
つまり根本原因ではないということです。
ですので次はもう一つの説である脳機能がうまく働いていないというものについて考察していこうと思いますが、書いているうちに少し長くなってしまったので次回の記事でまとめようと思います。