なぜアスペルガーASDが雑談が苦手なのか理由を心理考察
アスペルガーASD(自閉症スペクトラム)といえば雑談が苦手
アスペルガーASD(自閉症スペクトラム)といえば雑談が苦手というイメージも定着してきましたが(積極奇異型を除く)雑談が苦手な理由については書かれているのをあまり診ないので私なりにアスペルガーASDの心理分析していこうと思います。
- 基本的にアスペルガーASDは人見知りで他人との心の壁が厚いので容易に自分の心の中は他人に見せたくないと思っている
- アスペルガーASDは興味のあること以外に関心を持たないので自分の興味のない雑談では何を話していいかわからない
- アスペルガーASDは目的のない会話が苦手なので終着点も結論もない雑談が苦手
- アスペルガーASDは想定外のことにとっさに適応するのが苦手なため話を振られても何を言えばいいのかわからない
このあたりがアスペルガーASDの心理分析と言えます。そして心理分析とは少し変わり脳科学的な話になりますがアスペルガーASDは左脳優位なので一つの物事をじっくり処理することに長けており雑談のように話題が頻繁に変わる同時並列処理の右脳を使うことは向いていないといえます。
右脳左脳の機能についてはこちらの記事で触れています。
https://xn--cckua2b8hndxev86xqpmjfi7zrcv4c80fusiy7ae00c.com/archives/150
アスペルガーASD(自閉症スペクトラム)は雑談が苦手だが必ずしも会話が苦手ではない?
アスペルガーASDでも目的も脈絡もない雑談は苦手でも目的や筋道のある会話はできるという人は多いと思われます。
例えば自分の考えや企画をプレゼンテーションする場では雑談とは違い基本的に自分が主体となって予測の範囲内の出来事しか起こりにくいのでアスペルガーASDの人でも話せるという人はいると思います。
アスペルガーASDは自分の趣味や興味のあることに関しては饒舌になると言われているので雑談は苦手だが興味のある会話は得意という変わった性質を持っていると思われます
また私は雑談以外にも例えば病院で先生に自分の症状をとっさに伝えるというようなシチュエーションが苦手なので事前に先生に言うことを決めてシミュレーションを頭の中で行ってから行くようにしています。
そうすることで不測の事態が発生しない限りは「あれを伝え損ねた~」などということが減り自分の伝えたいことをうまく伝えられることが多くなったと感じています。
アスペルガーASD(自閉症スペクトラム)の雑談と会話について最後に
アスペルガーASDは目的のない雑談が苦手だがその分目的のある会話は得意とも言えるのではないかと思います。
アスペルガーASD(自閉症スペクトラム)には論争や議論が得意な人も多いですからやはり目的のある話なら出来るのだと思います。
今回はこのくらいにしておきます。
ご覧頂きありがとうございました。