アスペルガーASDはなぜ積極奇異型・受動型・孤立型と種類が分かれるかの過程について特徴と共に考察
アスペルガーASDには積極奇異型アスペルガー・受動型アスペルガー・孤立型アスペルガーがある
本サイトに訪れる方にはすでにご存知のかたも多いでしょうが、アスペルガーASDには大きく分けて積極奇異型・受動型・孤立型に分けられると言われています。
さらに、同じ人でも一生のうちに型が変わることもあると言われています。
しかしその理由について論じられているところは殆ど見たことがありませんので、私がやってみようと思います。
今回の記事ではなぜこのような種類が分かれるのかについて考察していこうと思います。
アスペルガーASDは皆元々は積極奇異型であるという仮説
私の仮説にアスペルガーASDは元々は積極奇異型であるというものがあります。
積極奇異型は最も感情的で自己本位なタイプと言われています。
感情的、自己本位的に振る舞った結果周囲の人との間にコミュニケーションの問題が起き、これじゃダメなんだと思い自分を抑えて周りの言うことを聞くように適応していくと受動型へと変化していくと思われます。
受動型になると周りの言うことに合わせて自己を抑え合わせるのでどんどんとストレスが大きくなっていきます。
その結果もう限界だと感じるようになると自己を抑えることをやめて他人から遠ざかり関わることをやめる孤立型へと変化していくと思われます。
ツイッターでこの仮説についてツイートしたところ、子どものときはガンガン自分から行く積極奇異型だったが大人になっていくうちに周りと衝突し孤立型になったというリプライや、受動型だったが周りに合わせるのがしんどくなって孤立型になってきたというリプライをいくつもいただきました。
アスペルガーは根本的には積極奇異型であると思われる証拠
積極奇異型が感情型で孤立型が理性型と言われるのもこのような変化の過程があるからだと思われます。
感情に任せた積極奇異型での振る舞いで問題が起き理性で自己を抑えるようになると受動型に、さらに理性が強くなっていくと人と関わること自体をやめてしまう孤立型になっていくと思われます。
なので受動型や孤立型も根本は積極奇異型なのですがそれを理性で抑えている状態であると言えます。
なので例えば飲酒して泥酔すると理性で押さえつけていた感情的な積極奇異型の部分が出てくる傾向があると思われます。
普段抑えているストレスを吐き出し感情的、暴力的になるという人もいるでしょう。
普段はおとなしいのに陽気でコミュニケーションをガンガンとっていく理性で抑えていた感情的な積極奇異型の部分が出てくる人もいるでしょう。
普段理性で抑えている感情、悲しみやストレスが出てきていわゆる泣き上戸になる人もいるでしょう。
このような酔ったときに理性が外れ出てくる部分がその人の本来持っている性質なのだと考えると、アスペルガーは根本的には感情型の積極奇異型なのではないかと思われます。
また家の外では普通にしているのに家庭では感情的、暴力的になり配偶者や家族にストレスを与えていわゆるカサンドラ症候群へ追い詰めてしまう人もいるでしょう。
この場合も外では社会適応し振る舞うために理性で抑えているものが、家庭という私的な場では理性が外れ本来持っていた感情的な部分が出ているのだと思われます。
こちらもやはり理性で抑えていたものが外れると感情的な積極奇異型の要素が強く出てきていると言えるでしょう。
このようなことからアスペルガーは本質的には積極奇異型であるが、それを理性で抑え受動型や孤立型になっていると思われます。