孤立型アスペルガー症候群研究所 Aspergers;Gate

うつ病だと思い通院したところ孤立型アスペルガー症候群と双極性障害だと発覚した私が当事者目線でアスペルガーASD、双極性障害をメインに科学的、メンタル的、スピリチュアル的に研究、考察を試みています。発達障害、アスペルガー症候群、自閉症スペクトラムASD(孤立型・積極奇異型・受動型)、ADHD、うつ病、双極性障害、統合失調症、アダルトチルドレン、インディゴチルドレン等を考察し情報を発信しています。

知らないと損!?心療内科・精神科に通院してるなら自立支援医療制度を使おう

今回は自立支援医療制度について述べていきます。

自立支援医療制度とは?

そもそも自立支援医療というワードをきいたことがない方もいるかとと思います。

情報に敏感だと思われる発達障害精神障害界隈のTwitterでのアンケートでも知らないという人が12%いたのでTwitterを利用してないような層だともっと多くの人が知らない可能性があります。

https://twitter.com/Aspergers_Gate/status/1138423660576772097

それでは厚生労働省から自立支援医療制度とはなにか引用します。

自立支援医療制度の概要


1 目的
自立支援医療制度は、心身の障害を除去・軽減するための医療について、医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療制度です。

2 対象者
精神通院医療:精神保健福祉法第5条に規定する統合失調症などの精神疾患を有する者で、通院による精神医療を継続的に要する者…(中略)…

3 対象となる主な障害と治療例
(1)精神通院医療:精神疾患向精神薬、精神科デイケア

引用:自立支援医療 |厚生労働省

精神障害に関係ない部分は省略しました。

基本的には精神科・心療内科で治療を受けている人は対象となるようです。

私の場合は双極性障害と分かる前にアスペルガー抗うつ薬を処方されている間でも自立支援医療を利用できていたので精神障害だけでなく発達障害も適応になるようです。

自立支援医療のメリット

そもそも自立支援医療制度ってどんなメリットがあるの?という方もいると思うので書いていきます。

何よりも大きいのは医療費の自己負担額が3割から1割へと減額されることです。

私は過去数年に渡りそれを知らずに3割負担で通院していました。

自立支援医療制度は基本的には患者側から申し出ないと適応されないケースが多いようです(稀に医師の方から勧めてくれることもあるようです)。

ですので自動的に適用されるものではなく申請を自分でしないといけません。

手続自体は簡単なものなのでそこに関しての心配は必要ありません。

もちろん病院と薬局が別でも両方共1割負担になるのでこれが結構大きいと思います。

もう一つのメリットは通常は障害者手帳か医師による意見書がないと通うことができない就労継続支援や就労移行支援を自立支援医療制度受給者証があれば通うことができるというものです(これに関しては私もつい先日知りました)。

就労継続支援・就労移行支援に関してはまた後々別の記事で詳しく書いていこうと思うので今回はこの程度にしておきます。

自立支援医療制度のデメリット

正直言ってデメリットはないので本当に使わないと損と言えると思います。

強いて言うならば1割負担が適用されるのは申請の際に記載した一つの病院と一つの薬局でないと1割負担にならないという点ですが、これに関しても他の場所だと3割負担になるだけで損はしないのでデメリットとは言い難いですがあえて挙げるとしたらこれがデメリットと言えるでしょう。

 

さいごに

今回は自立支援医療制度とは何かについて書いてきました。

もし精神科・心療内科に通院しているのに自立支援医療制度を知らずにいた人は医師に相談してみましょう。

せっかく使える制度ですから使わないともったいないですしね。

ただでさえ経済的に問題を抱えやすい発達障害精神障害ですから尚更利用したいところです。

私としてやはりどうしても気になるのは自分から申請をしないといけないという点です。

正直精神科・心療内科に通院している人は自動的に適用されるような法制度にすべきだと思います。

どうも日本の行政は障害者支援に対して意欲的だとは思えません。

自立支援医療制度自体の認知度も一般の方からすれば低いでしょうし、しかも自分から申請しないといけないという煩雑さです。

このあたりをもっと障害者に優しい法律にしてもらいたいものです。