発達障害・精神障害の現代社会での生き方(仕事・就労・収入)を考える
発達障害(アスペルガーASD、ADHD)・精神障害(うつ病、双極性障害、統合失調症)が現代社会でどう生きるかについて模索するというテーマで今回は書いていこうと思います。
発達障害(アスペルガーASD、ADHD)・精神障害(うつ病、双極性障害、統合失調症)が現代社会の生き方のパターン分け
私が思いつく限りでは現代社会では大きく4つのパターンに分かれるのではないかと思います。
私個人としては1以外のどれかで生きるのが発達障害・精神障害にとってはいいのではないかと感じます。
クローズ就労について
クローズ就労について調べると、給与は良いが「普通」の人レベルのことを要求されるので厳しいという意見がよく見受けられます。
私個人の意見としてもやはり一般就労というのは発達障害・精神障害には向いていないと感じます。
一般就労だと障害のことは隠さないといけなくなります。
ただでさえ普通の生活が難しい発達障害・精神障害に障害のことを隠したまま普通の人のように振る舞うようにできるかというと私は難しいのではないかと感じます。
しかも体調が悪くなって障害のことがバレた場合会社からは障害を持っていることをかなりのデメリットと判断されるようです。
この点からも一般就労・クローズ就労は難易度が高いと個人的には思います。
オープン就労について
クローズ就労に比べるとオープン就労はかなり心理的なハードルが下がるように見えます。
そもそも障害を持っていることが前提の就労なのでバレるバレないという不安がないのが大きいと思います。
それに障害があることを会社側が理解しているので体調などによってきちんと対応をしてくれて仕事量などを考えてくれることが多いようです。
デメリットとしては給与がオープン就労より下がるとされていますが、心理的負担や障害への理解の有無の違いを考えると給与が下がってもオープン就労の方が遥かに発達障害・精神障害には向いていると感じます。
オープン就労について考えている方もいるでしょうからここでいくつかオープン就労についての情報を提供しようと思います。
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以上のように障害者向けの就労サービスはだいぶ増えてきて認知をされているように思えます。
やはり障害を隠すクローズ就労とはだいぶ事情が変わることが容易に予想できます。
何より障害のことを理解してくれるとところで働けるというのはかなり心理的ハードルが下がると思えます。
クローズ就労の場合はどうにか隠さないといけない障害をむしろ障害者雇用という観点からメリットにできるのがオープン就労の最大の差に思えます。
私の場合執筆時現在まだ障害者手帳を持っていないのでこれらのサービスには参加できませんが取得後は考えていく可能性もあると思います。
障害年金や生活保護で生活する
就労という形以外では障害年金や生活保護で生活するというのも考えられます。
ただし障害年金は単体で生活できるほどの金額かと言うと発達障害や精神障害ではそこまでは行かないことが多いようです(障害の初診日の年金制度や症状の重さにより上下するので生活できるほどもらえている人もいるようではありますが少数派だと思われます)。
なので就労+障害年金や障害年金+生活保護というケースもしくは次で述べる個人事業+障害年金というパターンも多いようです。
個人で事業をする
最後に個人で事業をするということについて考えていきます。
私個人的にはアスペルガーは個人事業が向いているのではないかと感じます。
マイペースで人から指示されるのが嫌いな一匹狼気質ですしアスペルガーは凹凸が大きいので苦手なものも大きいぶん得意なことも大きいのでそれを個人で生かしていくというのが一番適しているのではないかと思えます。
アスペルガーには生きにくいと言われる現代社会ですが、幸いなことに現代は情報化社会・ネット社会なので個人で頭を使って何かをするというアスペルガーにとって比較的良い環境なのではないかと感じます(アイディアマンのADHDにも同じことは言えると思いますがADHDの場合は行動力や社交性があるので組織の中でもやっていけるのではないかとも感じます)。
またうつ病や双極性障害、統合失調症などの感情や体調にムラがあり一定しない人にも組織で働くことよりも個人で何かをやるほうが向いていると思います。
体調の良い時に何かを生み出しその時に構築した収入につながるシステムで体調の悪い時は乗り切るというのがいいように思えます。
私個人の方針
以上のように私個人としては4の個人で事業を何かをするというのが特にアスペルガー・双極性障害の自分にはあっていると感じます。
しかし1のクローズ就職以外の道は考慮に入れて考えています。
障害年金についていろいろ調べ今申請手続き中なので審査に通るかどうかはまだわかりませんが通った場合3の障害年金を利用することになりますし、障害者手帳も取得予定なのでその場合2のオープン就労もできるのでその可能性も一応考えてはいますが、基本的には4の個人事業をメインでやっていくことを考えています。
アスペルガーはなにか特定の分野についての興味に偏っていてスペシャリストになる素質があると思うのでやはりそういう意味でも現代のネット社会ではその道のスペシャリストとして情報を発信していくというのが一番適していると感じます。
私の場合はたまたま自分がアスペルガーでありながら興味の対象もアスペルガーであるという少し特殊なケースだとも思いますが、他の方もやはり何か特定の物事への興味の偏りを利用するのがアスペルガーが現代社会で生きていく最善の方法に思えます。
また双極性障害の場合躁状態の時は行動力も発想力も高くなっているのでその時になにかシステムを構築しうつ状態の時はそのシステムによる収入で乗り切るという事ができれば一番いいなとも思っています。
アスペルガーは馬鹿正直なので裏側を話してしまいますが先ほどのオープン就労の紹介は広告料・紹介料、いわゆるアフィリエイトのサイトに登録して得た情報です。
私の場合発達障害や精神障害、うつ病や双極性障害、睡眠障害、不安障害などに関係する商品を紹介するというのがこのサイトを運営していく中で得られる収入になりやすいと考えています。
私自身の身をもってアスペルガー、双極性障害がどのように現代社会を生きていけばいいか模索をするという実験をしているような状態です。
基本的にはどの発達障害、精神障害でも自分の好きなこと得意なものをひたすらやっていくパターンか、自分が苦手で克服したことを情報発信していくパターンが収入としてつながりやすいと思います。
例えば双極性障害は発症率1%と言われていますから普通に生活していて出会うことはめったにないですがネット社会のおかげでかなりの数の双極性障害の方と繋がれることができています。
たったⅠ%でも日本全体で考えれば約130万人いるわけですからほとんどの人がネットを利用している現代社会では双極性障害を対象にしたサイトでも130万人が興味を持ってくれる可能性があるので十分な数がいると思えます。
更に本人以外の家族や関係者を合わせるとその対象は数倍にもなると思われます。
ですので自分の好きなこと興味のあることについて情報発信をしてついでに広告料・紹介料などのアフィリエイト料をもらったり、逆に自分の苦手だったけど克服したことを情報商材として販売するなどが発達障害特にアスペルガー、精神障害特に双極性障害にはあっていると思います。
情報発信をして広告料をもらうということについてはグーグルアドセンスやアフィリエイトを利用してとりあえずまだまだ少ないですが少しずつ収入にはなってきました(このサイト広告多いなと思っている方もいるかも知れませんが敢えて少し多めにして閲覧者の皆さんが何に興味があるのか実験している面もあり、これは今後もしばらく続けていこうと思っています)。
また同じ趣味を持つや価値観をもつ人たちのオンラインコミュニティ運営というのもアスペルガーには比較的向いているかと思い、私の場合は発達障害・精神障害オンラインコミュニティを運営していこうと思っています。
最後に自分が苦手だったが克服したこと改善したこととして歌下手音痴の改善法という教材の販売をしようと思っています。歌下手音痴は右脳を使えば改善する!脳科学的音感トレーニングメソッドという教材を作り販売サイトに登録をしているところです(執筆時点ではまだ販売審査中なので購入はできませんが販売ページ自体は見れます。また販売開始になったら改めて記事を書こうと思います)。
私は自分自身を実験台に他のアスペルガー・双極性障害の方がどうやって現代社会で生きていけばいいかの一つのモデルになればいいなと思い色々と模索しています。