アスペルガーASDは人間嫌いで動物好きが多いという仮説
この記事の考察は古いので改訂版の続編を書いています。 こちらもご覧下さい。 masperger.com
私の脳内仮説の中にアスペルガー症候群・ASDは人間が嫌いでその代わりに動物が好きだという人が多いのではないかという仮説を持っていました。
アスペルガー症候群・ASDは人間が嫌いでその代わりに動物が好きという仮説
その仮説を確かめるためにツイッターでアンケートをとってみました。
- 人間好きで動物好きだ
- 人間好きで動物嫌いだ
- 人間嫌いで動物好きだ
- 人間嫌いで動物嫌いだ
という選択肢で集計をしました。
結果は以下の通りです(全397票なのでそれなりに信頼できる結果と思われます)。
https://twitter.com/aspergers_gate/status/1137002855267618822
https://twitter.com/Aspergers_Gate/status/1137373007368712194
アスペルガー症候群・ASDには人間嫌いで動物好きな人が一番多い
やはり私の脳内仮説の通り人間嫌いで動物好きという選択肢が群を抜いて高かったです。
裏表のある人間相手は気を使って疲れるので裏表がない動物の方が好きだという意見が多いように感じました(おそらく人間好きの中には積極奇異型アスペルガーASDが多くいるのかなと予測しています)。
全てのアスペルガーを合わせて考えると人間好きは約30%に過ぎなく動物が好きな人は約80%となります。
人間でありながら人間嫌いが70%というのは非常に不思議で興味深い結果だといえるのではないでしょうか。
ただこの場合の人間とはすべての人間でというわけではなく人間全般のことを指している人が多いようです(つまりすべての人間が嫌いなのではなく好きな人もいるが人間全般は嫌いである人が多いということです)。
アスペルガー症候群・ASDは80%が動物好きで70%が人間嫌いある
80%も動物好きが占めているというのは多いと感じます(比較対象の定型発達の方のデータがないので憶測しかできませんが)。
やはり裏表のあり本音と建て前を使う定型発達の人たちは発達障害には苦手意識がありその分裏表がない動物好きが多いのだと考えられます。
そのせいで人間嫌いが70%にも及ぶのだと思います。
私はアスペルガーASDにとって人間と動物はかなりの別物に感じられると思っています。
それではアスペルガーASDが人間が苦手で動物が好きな理由を挙げていきたいと思います。
- 裏と表、本音と建前がない、感情がストレートに伝わる
- 言語でなく非言語コミュニケーションである
- 人間相手では難しいアイコンタクトができるし触れ合うことも容易
- 理性的で無邪気からは遠い傾向のあるアスペルガーASDにとって無邪気な動物は癒やしだ
以上のような特徴からアスペルガーASDは動物が好きなのではないかと推察されます。
アスペルガーASDが動物好きな理由を深く考察
アスペルガーASDの人は一般人、定型発達のしている裏表なあるコミュニケーションに辟易して嫌気が差しています。なので裏表のない正直な動物とのコミュニケーションに魅力を感じ癒やされるのだと考えられます。
またアスペルガーASDの人はコミュニケーションが苦手ですが動物相手では言語コミュニケーションではなく非言語コミュニケーションであるのでうまくコミュニケーションができ楽しめるのだと思われます。
人間相手ではできないアイコンタクトも動物相手ではできるのでそういった点でもコミュニケーション的に癒やしや満足感につながると思われます。また人間同士と違い簡単に触れ合うことができるのも大きな違いです。
理性的なアスペルガーASDの人にとって無邪気さは心のなかに閉まって理性で抑えています。ある意味無邪気さとは縁遠い人間といえますが、無邪気な動物とコミュニケーションすることで自分も無邪気な心を感じられるので動物と触れ合うのが好きなのだと思われます。
理性的であらねばならないという鎧を外して触れ合える動物はアスペルガーASDにとって重要な癒しになると考えられます。
以上のような理由からアスペルガーASDには人間が苦手な代わりに動物好きが多いのではないかという仮説が考えられます。
それでは今回はこれくらいにしておきます。
ご覧いただきありがとうございました。
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