孤立型アスペルガー症候群研究所 Aspergers;Gate

うつ病だと思い通院したところ孤立型アスペルガー症候群と双極性障害だと発覚した私が当事者目線でアスペルガーASD、双極性障害をメインに科学的、メンタル的、スピリチュアル的に研究、考察を試みています。発達障害、アスペルガー症候群、自閉症スペクトラムASD(孤立型・積極奇異型・受動型)、ADHD、うつ病、双極性障害、統合失調症、アダルトチルドレン、インディゴチルドレン等を考察し情報を発信しています。

発達障害や精神障害向けの就労継続支援B型ってどんなところ?利用する資格や手続き方法は?

今回は就労継続支援B型事業所の事を紹介する記事を書いてみようと思います。

発達障害精神障害向けの就労継続支援B型ってどんなところなの?

この記事を書こうと思った理由は私自身が就労継続支援B型の利用を始めたからです。

今これを執筆しているときも就労継続支援B型を利用しながら書いています。

このようなことを書くと次のように思われるかもしれません。

発達障害精神障害向けの就労継続支援B型ってそんなに緩いの?

今これを書いているのが就労継続支援B型の活動の一つだというとどれだけ緩く自由なんだと感じられるかもしれません。

私が通っているところはIT系メインでサイト運営やサイト作成、SEOイラストレーター、漫画アニメ、アクセサリー作成など自分が好きなことをやり学びながらスキルを身につける場所となっています。

そこで私はサイト運営やSEOなどを学びながらこのように情報発信をすることを選択しました。

他のところは利用したことがないのでこれが特別緩いのかどうかは判断が難しいですが、通所ペースも自分が行きたいときに行って帰りたいときに帰るという自由なスタイルでの利用が可能です。

雇用契約はないのでそのあたりは自由な代わりに、賃金(雇用契約ではないので工費と呼ばれるようです)は1日通えば1時間だろうが5時間いようが(最大で私のところは利用時間は10~15時)1000円となります。

お小遣い程度ですが自分のスキルを学び磨きながらお金がもらえるという経験はひきこもりやニートになっていて社会復帰が難しいと感じている人にはちょうどいいのではないかと感じます(例えばイラストレーターやサイト構築の技術が上がればそのスキルで月数十万円稼いでいくことも出来るようです)。

発達障害精神障害向けの就労継続支援B型の参加資格は?

ではそんな就労継続支援B型の参加資格が何か気になる所だと思います。

参加資格は3つあります。

  1. 精神障害者手帳を持っている
  2. 自立支援医療受給者証を持っている
  3. 医師による意見書を持っている

1は分かりやすいですね。単純に障害者手帳を持っていれば利用可能というものです。

2は心療内科や精神科に通っている人が医療費の自己負担額を3割から1割へと減額できる証書です。手帳を持っていないがこちらを持っているという方は多いのではないでしょうか。

3は1,2に当てはまらなくても医師による意見書があれば受けられるというものです。

基本的には1,2で受けられる人がほとんどだと思いますが当てはまらない場合3で対応してもらうという感じのように思われます。

発達障害精神障害向けの就労継続支援B型の申し込み・参加手順は?

申し込み基準の次は申し込みと参加の具体的な方法について説明していきます。

パターンは二つあります。

  • パターン1、私のように先に通う事業所を決めてから役所に申請をする
  • パターン2、役所で申請をしてから役所で自分に合った事業所を探す

パターン1、私のように先に通う事業所を決めてから役所に申請をする

私の場合既にやりたいことが決まっておりそれに対応してくれる事業所を探しまずそこに見学に行き役所で手続きをして今このように就労継続支援B型を利用して少額ですがお金をもらいながらブログの更新をしています。

見学に行った後に利用したいと思ったのでそのまま帰りに役所(自分の住んでる地域の役所)に行き手続きを始めました。

まずどこの事業所を利用するのかといったことや参加資格書類の提示(私の場合は自立支援医療受給者証)をし、具体的に通いながら何をするのか何を習得したいのか簡単に書類へ書くという事務的な手続きがありました。

また普段の生活がどのようなものか、または障害の症状がどのようなものか軽い面談によるアンケートのようなものがありました(ちなみにその面談員は予約制のようで事前に連絡をしないとその日いきなり行っても他の面談が入っており別日になることが多いとのことなので1日で終わらせたい人は事前に面談予約を電話でした方がおすすめです)。

そしてそれが終わった後に障害福祉サービス受給者証というのが発行されこれで就労継続支援B型を利用できるようになります(サービス受給者証自体の発行は紙なので数日かかりますが手続きをした日から利用が開始とされるケースが多いようです)。

パターン2、役所で申請をしてから役所で自分に合った事業所を探す

こちらは私のパターンとは順番が変わり、先に役所での手続きをした後面談をしてどこの事業所があっているのかアドバイスなどをもらいながらどこの就労継続支援B型を利用するのかを決めていくようです。

就労継続支援B型は社会不適合者のひきこもりやニートアスペルガー症候群ASDに優しい

僕が通っている所なので他のところは事情が違うかもしれませんがかなり今利用しているところは自由で気楽に参加でき社会復帰の1段目としては適していると思います。

そもそも障害者向けなので障害に対して理解のある人が多く、また参加者も障害者なので普通の人たちの中に放り込まれ自分一人だけ浮いてしまうということもありません。

好きな時間好きな日にちに通えばいいので気分のむらがある双極性障害には特にまず最初の社会復帰の段階として最適だと思います。

皆さんも気になったら自分の通える範囲内の就労継続支援B型を調べて自分の好きなことが学べそうなところを探してみるといいかもしれません。

就労継続支援B型の利用料金は?

ひきこもりやニートの人は基本的に収入がないので利用料金は無料なので気にする必要はなさそうですが、他に収入のある人が利用する場合収入により料金がかかることもあるようです。

そのあたりは役所などに詳しくきいてみたほうが良いかと思います。

就労継続支援B型のいいところ気になるところ

就労継続支援B型のいいところ

  • ノルマなどがある感じではなく自分の好きなペースで参加できる
  • 行く日にちも決まっていなく体調や気分によって決めても良い
  • 障害者向けなので障害を理解してくれる人が多い
  • 障害者向けなので一般の人達の中に放り込まれて孤立感を抱くことがない
  • どんな形であれお金をもらい社会に参加しているという実感を持つことができる

就労継続支援B型の気になるところ

  • 賃金(工賃)は基本的に1日で1000円(後にスキルが上がれば自分の力で稼げるがそれまでは基本的にこの額のようです)

就労継続支援B型について最後に

就労継続支援B型は賃金(工費)こそ低いものの全く社会とつながりがないひきこもりやニートの人が社会復帰をするための第一歩としてはちょうどいいのではないかと感じます。

金額が低くても自分がなにかしらの形で社会に参加しているという実感は大きなものです。

逆にすぐにお金が必要だという経済的に逼迫している人には向かないでしょう。

ゆっくりでいいから社会復帰がしたい何かしらの形で社会参加しているという実感がほしい、何かのスキルを身に着けたいという人には就労継続支援B型は向いていると思います(事業所によっては梱包や検品のような単純作業などをやっているところもあるようなのでスキルが磨けるところかどうかはその事業所によるところが大きいようです)。