カサンドラ加害者になりやすいのは積極奇異型アスペルガー?受動型アスペルガー?孤立型アスペルガー?
今回もTwitterで少しツイートしたところ反応が多かったカサンドラ加害者になりやすいタイプを考察します。
そもそもカサンドラ症候群とは何か?アスペルガー症候群との関係は?
カサンドラ症候群とは正式な病名ではなく医学的な根拠のあるものではありませんが発達障害・アスペルガー界では有名なワードになっています。
元々の名前の由来であるカサンドラはギリシャ神話に登場する女性の名前で予言能力を持っていたが誰にも信じてもらえなかったという逸話からきているようです。
つまり本来の意味のカサンドラ症候群はアスペルガーである配偶者や家族が家庭内と家庭外の態度が違いすぎて、外面は良いので家庭内の酷さを言っても信じてもらえないというものです。
しかし最近は少し意味が広がり、外でも内でも横柄で横暴なタイプのアスペルガーに被害を受けている配偶者や家族のこともカサンドラ症候群と呼ばれているように見えます。
とりあえず横柄横暴なアスペルガーにストレスを与えられている人と考えると良いでしょう。
本来の意味でのカサンドラ症候群に多いのは受動型アスペルガーではないかという仮説
本来の意味でのカサンドラは内外での態度の差が激しい人ということでしたが、その意味で一番考えられるのは鈍感系受動型アスペルガーです。
鈍感系受動型アスペルガーとは他人の感情に鈍感でかつ他人に合わせてしまう受動的なタイプです。
鈍感系受動型アスペルガーの中で横柄ではないタイプと横柄なタイプに別れますが、カサンドラ加害者になりやすいタイプは心のうちでは横柄横暴な気持ちを持ちながらも仕事や人付き合いでは他人に合わせてある意味演じて適応している人たちです。
ですので外で受けたストレスや押し込んでいた本性を家庭内で出すという行動パターンになりやすいと思われます。
そのせいで外面は良かったのに結婚してみたら酷い人だったという典型的なカサンドラパターンになりやすいのは鈍感系受動型だと推察されます。
広義の意味でのカサンドラ加害者は鈍感系孤立型アスペルガーと鈍感系積極奇異型アスペルガーであるという仮説
鈍感系孤立型アスペルガーとは他人の感情に鈍感で態度を取るが他人と関わろうとしないので孤立しているタイプです。
鈍感系孤立型の中にも横柄なタイプとそうでないタイプがいますが、横柄なタイプは尊大型と呼ばれるタイプと考えて良いと思います。
普段から横柄横暴な態度をとっていますので基本的に鈍感系受動型ほど裏表は激しくありません。
また横柄横暴な態度であり人とは積極的に関わろうとせず孤立するタイプなのであまり配偶者と結びつくことも少ないのも加害者数が少ない原因かと感じます。
次に鈍感系積極奇異型アスペルガーについてです。
鈍感系積極奇異型アスペルガーは他人の感情に鈍感でずけずけ馴れ馴れしくそこに横柄で横暴な性格が加わると尊大型になり他人にストレスや迷惑を与えるタイプになると考えられます。
ですが積極奇異型な場合普段から裏表なく他人に横柄な態度で接しているので結婚してから初めてわかったという意味での本来の意味でのカサンドラには当てはまらないことが多いでしょう。
現在使われている横柄なアスペルガーの被害者という意味でのカサンドラという定義ならばもちろん当てはまると言えます。
カサンドラ症候群と鈍感系アスペルガーについて最後に
もちろん敏感系アスペルガーの中にもカサンドラ加害者になる人もいるでしょうが割合で言えばほとんどが鈍感型アスペルガーと考えて良いと思います。
更にそのほとんどは鈍感系受動型アスペルガーが占めていると考えられます。
基本的には裏表のない馬鹿正直と言われるアスペルガーですが鈍感系受動型は特に外で普通の人を演じて適応しているので素の自分を出せるプライベートな場では本性を出し心の中に溜まったストレスや普段思っているが抑えている横柄な言動が現れやすいと思われます。